271:諏訪内晶子リサイタル(陶酔人)120417

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諏訪内晶子が浜松に来る(アクトシティ中ホール)というので、期待値Maxで今日のリサイタルに臨んだが・・・
 271:諏訪内晶子リサイタル(陶酔人)120417
1曲目のシューマンのヴァイオリンソナタの1番は曲そのものがいいとは思えなかった。2曲目は大好きなベートーベンの5番「春」だった。出だしこそ流麗だったが、途中から違和感を感じて仕方なかった。心地よい音が流れてこない。ミスしているのではないかと思うほど。指が動いてないのでは?練習が少ないのでは?と思えて、もう演奏中気もそぞろでなかった。
そういえば、リサイタルで譜面を見ながら演奏しているのは変だなあとも思った。やっぱ、練習不足なんではないかと勘ぐった。

パンフレットを読むと、「4年ぶりの日本でのリサイタル・ツアー」で浜松が「初っ端」のようだ。そうか、ダルビッシュも大リーグ記念の第一戦は力んでいてストライクが入んなかったものなあ・・・などと連想もしたりして。

伴奏のイタマール・ゴラン(ピアノ)のJAZZの演奏会かなと思うほどの体の揺らし方は論外として、演奏もいただけなかった。伴奏というより独走?まっ、こちらは見ないことにして、諏訪内晶子に集中していた。
後半は現代音楽の中心だったが、無調でもなく聴きやすい現代音楽だった。なかでもエネスコのソナタ3番は音も情感も良く、聴きやすかった。弾きなれているといった感じだった。
そうか、現代音楽にシフトしたのか、ルーマニア系統に入れ込んでいるのか・・などと思ったりはした。

とはいえ、全体的には不満が残るリサイタルだった。
わたしの耳がおかしいのか、わたしのセンスが無いせいなのか?
なんで皆が拍手するのかわからなかったが、2列目だったので仕方なくお付き合い拍手をしたりして・・
どなたかわたしの間違いを指摘して欲しい。そうでないとわたしの中の諏訪内晶子の演奏イメージが崩れてしまう・・・

落胆して錯乱している陶酔人

121201追記
121130の神尾真由子のリサイタルで隣りのアマチュア演奏家に聞いたところ、アンサンブルは基本的には譜面を置いておくものらしい。相手との呼吸を合わせるために必要なんだそうだ。

諏訪内晶子さんには申し訳ない表記でした。それでも間違った事実を消さないためにも、この追記で修正をするだけとしました。

相変わらず早合点の陶酔人



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この記事へのコメント
今日、奈良で聴きました。
確かに…です。
満足いくかは、ご本人が一番わかってるのではないでしょうか?
残念。
Posted by なら at 2012年04月20日 23:08
そう、残念ですよね。
チャイコフスキーコンクール優勝凱旋コンサートで気に入りましたし、CDですがシベリウスの1楽章の高音域が誰よりもすっきり聞けていましたので・・・
Posted by 陶酔人 at 2012年04月20日 23:14
シベリウス、素晴らしいと思います。
僕は、名古屋でチャイコフスキーを聴いてからです。素人ながらミスなしって感じで聴け、ホントに素晴らしい技術と志を持たれてる方だと思いました。
しかしこれまで、諏訪内晶子さんではなく、五嶋みどりさんが、なぜこれほどまでに評価されるのだろうと思っていましたが、コンサートで二人が演奏する同じ曲を聴く機会に今回恵まれ、なんとなくわかるような気がします。
Posted by なら at 2012年04月21日 23:38
MIDORIをだされてしまうと、小声になりそうです。MIDORIのパガニーニのカプリーズにはしびれっぱなしなんです。
それでもあえて諏訪内晶子のシベリウスは良いなあと言いたいのです。
Posted by 陶酔人 at 2012年04月22日 16:50
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