176:乾燥割れ!(陶酔人)100819

カテゴリー │陶芸

今回は、作品の乾燥時の割れを紹介します。
陶芸作品は本焼を完了するまで非常に不安定でして、素焼き・本焼きで割れが発生することが多いのですが、運搬時にも不注意の落下割れ・傷つけ等を起こします。今回の紹介は、「乾燥時の割れ」です。

粘土は、成形を終えた後で徐々に乾燥に入ります。乾燥初期に天日・風に当てると間違いなく乾燥割れを起こします。TV等で天日干ししているのは乾燥の最後の段階時点なんです。ですので乾燥初期はは風がこないところ・日の当たらないところで乾燥します。というわけで扇風機・クーラーは厳禁です。それを徹底していたつもりだったのですが、あまりの暑さから、ついつい窓全開をして別の作品を成形している時に、どうやら上の皿が乾燥割れしたようです。しかも二つも!
 176:乾燥割れ!(陶酔人)100819
拡大しますと、
 176:乾燥割れ!(陶酔人)100819
といった具合で、苦労をして彫紋を施した後だけにショックが大きかったのです。

乾燥初期は「布で覆って徐々に乾燥させていた」のですが、もうほぼ乾燥しただろうと油断してしまったのです!

まだまだイロハが身に付いていない陶酔人



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この記事へのコメント
施された彫紋がとても素晴らしいですね。すごく惜しい。
Posted by 黒猫の究美 at 2010年08月24日 14:20
感想ありがとうございます。

クラック入りしてないもう一つの虎の子の大物彫紋皿は後日ブログに載せる予定です。

陶酔人
Posted by 陶酔人 at 2010年08月24日 23:29
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    コメント(2)