陶酔人の窯

ついに大皿がロクロで仕上がりました。５２ｃｍです。やっとという感じです。先般ある決意を元に大皿を半年挑戦してきて、今回やっと仕上がりました。隣の湯飲みと比べて野放図に大きい感じがわかると思います。
　
大皿は、予想外に苦戦をしてきまして、どうしても５０ｃｍを越せなかったのです。４８ｃｍまではできるようになってからでも、あと２ｃｍを越すために、１５枚以上は失敗しました！この作品ももう少しでつぶれそうな危機にあって、なんとか持ち直しました。

で不思議なのは一度難関をクリアすると、次には割りと簡単にできそうなのです。すでに２ケ目・３ケ目がほぼロクロで仕上がりつつあります。

で、これで完成かと言うと、さにあらず、まだまだ入り口段階です。①成形が済み、後は②乾燥③素焼き④施釉⑤本焼です。①成形でうまくいっても、②・③④・⑤のそれぞれの段階でクラックが入ったり、ゆがんだり、一番泣けるのが、⑤本焼での失敗です。クラックも変形もＯＫだったとしても、色が悪かったら、ＮＧです。この作品を紹介できるようになるといいのですが。さてどうなることやら。

こう書いていると、なんともうまくいくほうが不思議ですね。それでも何度も何度も挑戦するのは、「難しいからこそ」なんだと思います。

陶酔人