67:NHKスペシャル「白洲次郎」の感想:陶酔人090307

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日付が前後しますが、2月28日・3月7日のNHKドラムスペシャル「白洲次郎」について記入します。
 67:NHKスペシャル「白洲次郎」の感想:陶酔人090307
写真は、NHKのホームページから気に入ったカットを拝借しました。白州家の疎開風景です。
 http://www.nhk.or.jp/drama/shirasujirou/index.html

記事61で紹介したように、かなりの予備知識を持ってTVを観たのです。予備知識がなまじあると映像はえてして気に入らないことが多いのですが、予想に反してなかなかいけるって感じでした。第2回目の末尾のマッカーサーに啖呵切った台詞もよかったですね。
NHKがこの番組に託して、今の政治家・官僚に「言わず語り」をしていると推測したら深読みのしすぎでしょうか?
どんな感じで彼らが観たでしょうかしら。政治戯評ではどんな一コマ漫画になるでしょうかしら。

話は変わって、白洲家が暮らした「武相荘」も是非チャンスがあれば訪れたいですね。なんてったって、「ぶあいそう」ってネーミングがいいじゃありませんか。武蔵野と相模の中間地点ではないかと想像してるんです。白洲次郎も自身のネーミングをかなり気に入っていたようですね。
 67:NHKスペシャル「白洲次郎」の感想:陶酔人090307
この写真は武相荘のホームページから拝借しました。
  http://www.buaiso.com/

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陶酔人

白洲次郎の、今の日本人が失っている「揺らがない信条」にはあこがれてしまいますね。

また、本来の意味でのネゴシエーション力も鋭く、最近では国連難民高等弁務官だった(最近JICAに移られた)緒方貞子さんの力量を連想します。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%92%E6%96%B9%E8%B2%9E%E5%AD%90

同時に、終戦当時卑屈になっている日本人の尊厳を通訳の範囲を超えて主張した姿勢・行動にも、あこがれてしまいます。

ただ、テレビの制約ゆえのマイナス部分もあるにはあると思ってはいます。主人公白洲次郎をフィーチャーするあまり、綺麗な映像に終始している・白洲正子が比較して少し霞んでいる・スピード感を出すために他の見識を省略している・・・
とはいえ、まだプラス面が十分勝っています。

観た殆どの人が感動したようで、思い余って皆さんが、「白洲次郎掲示板」に書き込みを入れてます。NHKの影響力大なるか!
 http://www3.nhk.or.jp/drama/drames/drama/211/page_001.html

以前に、「その時歴史は動いた」で取り上げられたような記憶があるので、NHKを検索したら、2006年の4月に放映されていました。題名は、「マッカーサーを叱った男 ~白洲次郎・戦後復興への挑戦~」でした。記録ってのはありがたいですねえ。衰えている記憶を十二分に補佐してくれて余りあります。
 http://www.nhk.or.jp/sonotoki/2006_04.html#01

陶酔人




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