776:郷土の偉人 金原明善

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記事686で金原明善のことを少し書きましたが、金原明善というと、「私財を投じてあばれ天竜の治山治水をした人という印象です。

10月4日の中日新聞に没後100年を記念して「金原明善さんと今を生きるわたしたち」という漫画冊子ができて小中学校や図書館に配布されるとの紹介がありました。金原明善のHPを探すと、この冊子が購入できることが分かりました。

 776:郷土の偉人 金原明善

これはなかなかの冊子で、金原明善の全体像がばっちり分かりました。

 776:郷土の偉人 金原明善
冊子本編でも時の内大臣大久保利通に全私財を提供するかわりに天竜川の治水(治河)工事に予算をつけてくれるよう直談判したと書かれています。

記事423で紹介した明治神宮の森を造営する際の本多静六、本郷高徳、上原敬二らが総理大臣大隈重信に雑木の森にするよう迫った経緯と似てますね。

明治の時代は気骨のある人物が多かったってことでしょうか・・・。

陶酔人の家の隣には「金原用水」がありまして茄子川といいます。子供のころは農繁期には水が満々と流れていました。農地が減った今では雨水を集める水路になっています。

 776:郷土の偉人 金原明善
金原明善の座右の銘も書かれていました。今の為政者・事業者はご存じでしょうかねえ?

治水(治河)の次は治山のため水源涵養林(水源かん養保安林)に注力していたようです。
天竜川の浜松側には材木町・天竜川駅などがあり、今でも往時をしのばせています。

同時に事業家でもあって、、
 776:郷土の偉人 金原明善
 776:郷土の偉人 金原明善
こんなにも多くの事業をしていたんですね!!

二宮尊徳の教えに共鳴・実践したことも記されています。渋沢栄一より20才ほど早く生まれているんですね。

金原明善
二宮尊徳
渋沢栄一
金原治山治水財団のHP
農水省の金原明善を紹介するHP
林野庁の水を育む森林の話


  気骨ある人物に感服する陶酔人




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