2025年02月25日23:17
841:田中優子氏の「蔦屋重三郎 江戸を編集した男」読了≫
カテゴリー │本・歴史・人物・・
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」について書くのは先送りして、今回は江戸文化の田中優子氏の「蔦屋重三郎 江戸を編集した男」(文春新書)について書きます。
本書をネットで注文する際には

基本的な親書の装丁だったのですが、届いた親書は

きらびやかなカバーがかかっていました。単行本には「帯」がかかることが多いのですが、親書では珍しい。
しかもその帯が全幅になっていたのです。そのうえデザインが、歌麿と写楽のツーショットです。
想像するに、第一刷(2024年10月)は従来の装丁で出したが、TV放送の前PRから人気もあり第二刷(2024年12月本書)からは丸ごとカバーを付けたのではなかろうか・・・?読者としては「ありがた山の寒ガラス」って感じです。
本書は大河ドラマの撮影と並行して構想されたようです。江戸時代の文化に詳しい田中優子氏は「NHKのドラマの内容は分からないままに、氏の資料の中から蔦屋重三郎のことを書いた」ようです。
前書き(「はじめに」)で陶酔人の心をつかみます。
蔦重は「歌麿」「写楽」を育てたと書いてあるし、山東京伝・恋川春町・太田南畝・・・などと親交があったなどと興味は尽きません。
山東京伝の「箱入娘面屋人魚」では、版元の蔦重の口上が絵入りで巻頭を飾ります。

この写真は本書からの転載です。(以下同様)
口上の末尾に「版元 蔦唐丸」との表記があります。
文中狂歌師のふざけた名前の紹介がありまして、

「尻焼猿人(しりやけのさるんど)」「酒上不埒(さけのうえのふらち)」「元木網(もとのもくあみ)」・・・あらら現代とおんなじじゃんって感じです。
版元蔦重が歌麿や写楽を育てたことなぞ全然知らなかったこともあり、この本は目からうろこだらけでした。
蔦重の狂歌師としての名前が蔦野唐丸だったことと、大河ドラマで子役の名が「唐丸」だったこと、その「唐丸」が絵が滅法うまいこと、蔦重がその才能を見抜き「いずれ立派な浮世絵師に育てる」を言わせていること、その後行方不明になっていることを考えるに、
いずれ子役「唐丸」が復活して喜多川歌麿になることは十分想定できます。で、その空いた「唐丸」の名を蔦重がもらい受け「蔦野唐丸」と狂歌師として名のった・・・のではなかろうか・・・?
本は読了したのですが、知りたいことが次ぎ次ぎに出てきて次なる資料も読みつつ大河ドラマにも魅入っています。
陶芸はどうしたんだ、全然表記がないじゃないかと言われそうですが、
東海伝統工芸展応募に向けて最後のひと踏ん張りをしていることも記す陶酔人
本書をネットで注文する際には

基本的な親書の装丁だったのですが、届いた親書は

きらびやかなカバーがかかっていました。単行本には「帯」がかかることが多いのですが、親書では珍しい。
しかもその帯が全幅になっていたのです。そのうえデザインが、歌麿と写楽のツーショットです。
想像するに、第一刷(2024年10月)は従来の装丁で出したが、TV放送の前PRから人気もあり第二刷(2024年12月本書)からは丸ごとカバーを付けたのではなかろうか・・・?読者としては「ありがた山の寒ガラス」って感じです。
本書は大河ドラマの撮影と並行して構想されたようです。江戸時代の文化に詳しい田中優子氏は「NHKのドラマの内容は分からないままに、氏の資料の中から蔦屋重三郎のことを書いた」ようです。
前書き(「はじめに」)で陶酔人の心をつかみます。
蔦重は「歌麿」「写楽」を育てたと書いてあるし、山東京伝・恋川春町・太田南畝・・・などと親交があったなどと興味は尽きません。
山東京伝の「箱入娘面屋人魚」では、版元の蔦重の口上が絵入りで巻頭を飾ります。

この写真は本書からの転載です。(以下同様)
口上の末尾に「版元 蔦唐丸」との表記があります。
文中狂歌師のふざけた名前の紹介がありまして、

「尻焼猿人(しりやけのさるんど)」「酒上不埒(さけのうえのふらち)」「元木網(もとのもくあみ)」・・・あらら現代とおんなじじゃんって感じです。
版元蔦重が歌麿や写楽を育てたことなぞ全然知らなかったこともあり、この本は目からうろこだらけでした。
蔦重の狂歌師としての名前が蔦野唐丸だったことと、大河ドラマで子役の名が「唐丸」だったこと、その「唐丸」が絵が滅法うまいこと、蔦重がその才能を見抜き「いずれ立派な浮世絵師に育てる」を言わせていること、その後行方不明になっていることを考えるに、
いずれ子役「唐丸」が復活して喜多川歌麿になることは十分想定できます。で、その空いた「唐丸」の名を蔦重がもらい受け「蔦野唐丸」と狂歌師として名のった・・・のではなかろうか・・・?
本は読了したのですが、知りたいことが次ぎ次ぎに出てきて次なる資料も読みつつ大河ドラマにも魅入っています。
陶芸はどうしたんだ、全然表記がないじゃないかと言われそうですが、
東海伝統工芸展応募に向けて最後のひと踏ん張りをしていることも記す陶酔人