836:浮世絵師「鈴木春信」

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江戸時代の文化を好む陶酔人にとってありがたいことにNHKの大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」が始まりました。
内容については別に記す予定ですが、今回は浮世絵の初期に活躍した鈴木春信のことを書きます。
江戸時代の文化といっても「葛飾北斎」「歌川国芳」にピンポイントで入れあげているのですが、NHKのドラマを契機に版元の果たした役割を知りました。その版元を調べているとどうしても浮世絵の初期に活躍した鈴木春信のことが出てきます。
そこで鈴木春信の本を図書館から借り読みますとあららすごい人物だったってことが分かりました。
 836:浮世絵師「鈴木春信」
この「雪中相合傘」は「鈴木春信」(講談社)からの転載です。
多色摺りを極め「錦絵」という世界を確立に貢献したことは無論のことながら、高級な紙(奉書紙)を使い凹凸のマチエール(空摺・きめ出し)を提示した、素人をモデルにした浮世絵を広め店の繁盛に貢献した・・・等々マルチタレントぶりです。
 
「・・・団子を買いに行って店の評判娘を見て団子を置いて帰ってしまった・・・」などは落語の題材にもなっています。言ってみれば、現代のチラシ広告の走りって感じでしょうか?
今では浮世絵は芸術品として評価されていますが、当時はブロマイド・観光チラシだったようです。

 836:浮世絵師「鈴木春信」

この「団子を持つ笠森お仙」」は「鈴木春信 江戸の面影を愛おしむ」(東京美術)からの転載です。

落語でも浮世絵でも知れば知るほど楽しめるんですね。なかでも浮世絵は文字もない場合が多く「判示絵」よろしく読み取らないと分からない。読み取れない陶酔人は解説に頼ります。
文字が一文字もない本図の「鳥居・杉の葉・水茶屋」から「団子屋のお仙」と読み取るんだそうです。
まあなんと粋なこと!

江戸時代にはそれ相応の知恵・知識が庶民の間に浸透していたんですね!

「絵師は名前がでますが、彫師・摺師の名前がでることはあまりない」ことや
「春信の作品は主に海外に保存されて、日本ではあまり見る機会がない」ことなどは次の機会に書きたいと思っています。

  知恵・知識はないものの興味は尽きない陶酔人




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