423:明治神宮の森 150514

カテゴリー │自然

少し前になりますが所用で東京にでかけたついでに明治神宮の森を散策してきました。
 423:明治神宮の森 150514
これは、「明治神宮のコラム」からの転載写真です。高層ビルと比べてその大きさに圧倒されます。

先般NHKスペシャルで「明治神宮 不思議の森 ~100年の大実験~」を見て、先人の大所高所からの判断・行動に感動していたのですが、実際に自分の足で歩いてみますと尚更感動しました。
残念なのは森そのものの中には入れません。散策を兼ねた参道からのぞくのですが、それでも100年の重みは十分感じられました。
 423:明治神宮の森 150514
折れたままの木が脇道から見られました。

 423:明治神宮の森 150514
参道で落ち葉を集めているのが散見されました。この落ち葉も森に返すんだそうです。

せっかくですので記念写真集を購入しましたが、それはお宝になりました。

 423:明治神宮の森 150514
これはブログ「サイクリング・ウォーキング」からの転載です。緑色のところがすべて森です。

明治神宮の森の造成を本多静六、本郷高徳、上原敬二らが任され150年先を見据えた植林をしたようです。
時の総理大臣大隈重信が伊勢神宮や日光東照宮のように杉でまとめるよう主張したが、関東ローム層には杉は不向きであることを分析データを基に説得して「広葉樹・照葉樹を中心とした雑木の森」にする企画を通して、日本国中から12万本の木を移植しました。

 423:明治神宮の森 150514
これは日本人がつくった自然の森―明治神宮「鎮守の杜に響く永遠の祈り」の4ページ目からの転載です。元本は「明治神宮御境内林苑計画」のようです。ポンチ絵ですが、針葉樹が徐々に広葉樹・照葉樹に変わっていく予想が書かれています。

ちょうど今が100年目で、木・生物・土壌の大々的調査をしたところ、「100年手づかずの森」は企画どおりに、針葉樹がまず50年繁栄して、その後広葉樹・照葉樹が台頭してきた。世界的に見ても「人工林が自然林になってきている」のは珍しいことのようです。あと50年後に再度調査が行われ、当時の企画が妥当なものだったかを検証するらしいのです。この壮大な構想力・企画力・実行力にただただ脱帽したのです。

明治神宮の自然・見どころ
明治神宮のウィキペディア

以下はNATIONAL GEOGRAFHIC日本版の記事のリンクです。
日本人が作った森 「明治神宮」 前編
日本人が作った森 「明治神宮」 後編

100年単位での構想力・実行力に感動している陶酔人



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この記事へのコメント
私も、NHKスペシャル見ましたが、明治神宮の森がこんな経緯から生まれたとは驚きでした。
今となっては、東京のど真ん中ってのがまた面白いですね。
Posted by 原川 at 2015年05月21日 08:36
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