408:若狭塗箸(小浜) 141211

カテゴリー │工芸いろいろ

記事406   記事407 に引き続いて、NHK朝ドラ関連の工芸の紹介です。2007年の「ちりとてちん」の家業が若狭塗箸で、卵の殻を埋め込んだ漆を研ぎだして綺麗な模様が出るシーンが心にずっと残っていて、今回小浜に出かけ「箸の研ぎ出し体験」をしてきました。
 408:若狭塗箸(小浜) 141211
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大きく光っているところはアワビの断面、その他は色漆の積層の断面です。30分の体験ながら、なんとも綺麗な仕上がりになりました。

 408:若狭塗箸(小浜) 141211
下が研ぎ出し体験前の状態です。黒い漆の下に、色漆・貝殻が隠れています。本当は漆を塗る工程も体験したかったのですが、漆は塗っては乾燥することを何回も何回も繰り返すために、この研ぎ出し体験の前に3ケ月ほど経過しているそうです。
記事406の和蝋燭作りと似ているとも言えるでしょうか。

小浜は焼き鯖でも有名です。
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観光案内所で味がいいと太鼓判を押された大谷食堂です。入ると地元の人・出張者・観光者などでいっぱいでした。

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このふっくらとした鯖は半身だと言うのに丸々と太っていて、とってもうまくてたまりませんでした。
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お店の女将さんが言うには、「今日はカマスが脂がのっていて一押し」だというので、それも注文したのですが、その脂ののったカマスの美味しかったことといったら・・・表現のしようがありません。
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食堂があるいづみ商店街は「鯖街道の出発点」のようでした。サバを担って京都に着くころにはアミノ酸が出て美味しくなったそうです。
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もどり道で櫛に刺した焼き鯖(浜焼き鯖)を見つけまして、これは土産となりました。

コシヒカリのご飯が粒立ちしていておいしかったことも書いておきます。コシヒカリは福井が原産だとは隣のお客さんの発言でした。ウィキペディアにもそう書いてありました。
コシヒカリって越光と書くのでしょうか。越前の光といった意味かもしれません。

その地に行かないと分からないことっていっぱいあると思う陶酔人



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