716:「そば打ち一代」浅草・大黒屋見聞録

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蕎麦が好きなこともあり、Myそば打ちもしたり、磐田市の「真玄」の10割そばの紹介などをしてきました。

 716:「そば打ち一代」浅草・大黒屋見聞録

今回は「そば打ち一代 浅草・大黒屋見聞録」(上野敏彦:平凡社)の紹介です。

この本に登場するのは、蕎麦打ち名人達です。

1:『蕎麦通』の著者(口述)の「日月庵・やぶ忠」の村瀬忠太郎(文明開化で製麺機に代替わりしていく中で手打ち蕎麦を復活させた人物)。

2:その腕前にほれ込んで、村瀬忠太郎の名前で『蕎麦通』を出版した名文家・高岸拓川(自身もそば打ち名人)。

3:その高岸拓川にコテンパンに叩きのめされたのちに奮起して蕎麦聖と称される一茶庵の片山康雄

4:その片山康雄にほれ込んで丁稚奉公して浅草で大黒屋を開いている菅野成雄。

菅野成雄・雅江夫婦は蕎麦の完成度を上げるため、在来種の蕎麦を茨木・長野で自ら栽培しているんだそうです。寝る時間はどう調整しているんでしょうか?!
 716:「そば打ち一代」浅草・大黒屋見聞録

多分78歳だと思うのですが、生涯現役ってのがすごい!

その十割蕎麦を食していたい!んですが、東京にはこのご時勢行けません・・・

   いつかは行きたい陶酔人


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追記のメモ(備忘録?)です。

追記1
『蕎麦通』を読みたいのですがなんせ古書ですので叶わないのですが、なんとラッキーなことに『そば通の本』(小学館文庫)で復刻してました。
と思ったらほぼ絶販状況です。なんとか古書で手に入れましたので、次は『そば通の本』を読もうと思っています。

追記2
この本にも書かれていますが、江戸は当初うどん中心だったのが大阪に対応するべく蕎麦がはやりだしたことは、下記に載せました。
591:黄表紙「化物大江山」

追記3
文中で「そば往生」(石川文康:筑摩書房)を引用して・・・そばが金属に触れてよいのはただ一度、鋭い角を残すべく下される包丁との一瞬の出会いにおいてだけ・・・の箇所には圧倒されました。なんかとてつもなく素敵!

追記4
「大吟醸を楽しむ会」のブログで、今回の本を紹介しています。
https://www.daiginjo.biz/date/2017/06

追記5
この本の著者の上野敏彦氏ですが、少し書きすぎるかなと思います。膨大な取材の中で捨てきれないエピソードを添えたんだと思いますが、エピソードにつられて、本論へのフォーカスが減っている感じもします。
松本清張、司馬遼太郎などがその傾向が見られましたが、上野氏の著述もその傾向かな?

陶酔人の記事も同様に書きすぎではないかと言われそうですが・・・




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