615:望月衣塑子 その1

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中日新聞に望月衣塑子記者の記事が時折載ります。2017年に「針路なき武器輸出」というテーマで5回連載されていた時点から注目していました。
 615:望月衣塑子 その1
この写真は下記就職ジャーナルからの転載です
下記就職ジャーナルのリンクでは要領よく紹介がされています。

就職ジャーナルの望月衣塑子さんの紹介記事↓
望月衣塑子さん(新聞記者)の「仕事とは?」前編

望月衣塑子さん(新聞記者)の「仕事とは?」後編

武器輸出に向かう現状を詳細に記していて、読みごたえがあると同時に鳥肌がたちました。

 615:望月衣塑子 その1

しばらくして、前年の2016年に上市された「武器輸出との本企業」(KADOKAWA)を読みました。よくも取材したなと思うほどの事実が表記されています。

その中で日本学術会議が、「戦争を目的とする科学の研究には絶対従わない」と、1951年と1967年の二回にわたり声明を出してきたと書かれています。
日本各術会議の1950年の提言・報告の一覧
1950年の声明(1-49)
196年の声明(7-29)
67年の発表の時は朝永振一郎が会長をしていて過去を謝罪したうえで声明を出したようです。

ところが、会長が変わったりすると異見(解釈の違い)を言う人(大西隆)が登場する。いわゆる「自衛のための研究」という論理だ。殆どの戦争は「自衛目的」から始まっているという事実を見てみないふりをする論法だ。
その台頭に「大学の軍事研究に反対する署名運動」の事務局長野田隆三郎(岡山大学名誉教授)らは断固抗議し、戦争目的の科学研究を行わないよう求める申し入れ書を提出したようです。日本学術会議の現会長の山極壽一は従来路線のようで少し安堵です。

末尾には、戦後初の東大総長の南原繁の大学の軍事研究禁止をうたった「南原繁 教育改革・大学改革論集」(通称(南原三原則)が載っています。

論文は長大で手に負えませんが、望月記者の引用部分を少し紹介します。
・・・われわれは、わが国の教育をかような官僚主義と中央集権制度から解放し、・・・
・・・国の政治に何か重大な変化や転換が起きる時は、その前兆として現れるのが、まず教育と学問への干渉と圧迫である・・・
・・・教育こそいずれの政党の政治からも中立し、むしろ政治の変わらざる指針となるべきものと考える・・・

拾い読み(拾い書き)で申し訳ありませんが、数十年前に書かれた文章なのに、現状と酷似しています・・・

  しばらく望月衣塑子記者をテーマに書こうと思っている陶酔人

日本学術会議
日本学術会議憲章

wikiの日本学術会議

中日新聞デジタルの記事
第一回目
①理念どこに

②不機嫌な官僚たち

第三回目
③潜水艦の機密
第四回目

④町工場の技術者達

第五回目
⑤経済効果のまやかし





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