537:「羊と鋼の森」読んでしまった・・

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生来の天邪鬼がゆえヒット作品は殆ど読まないのですが、記事533に書きましたように調律師の仕事に興味を持ち始めたことでついつい読んでしまいました。
 537:「羊と鋼の森」読んでしまった・・

少し時間がたったとはいえ人気は継続していて、、図書館の予約件数は多くて、数か月かかって手元に来ました。図書館の本は4年前に「学年ビリだったギャルが1年で偏差値を40あげて慶応大学に現役合格した話」の記事392以来のことです。

ページを開くと「森の匂いがした。秋の、夜に近い時間の森・・・」という導入でして、すっきり惹き込まれました。

何事にも興味を持たない高校生が、ふとしたことから調律師を目指し、少しずつ少しずつ成長を遂げていく物語です。ですので調律師の仕事が書かれているのは無論ですが、調律はピアノを弾く人のためか聞く人のためかとか、ピアノを弾く人は自分が楽しめればいいのか聞く人が喜べばいいのかといった根源的なことを登場人物に自問自答させています。
そして、それは作者の心の自問自答そのもののように思えてなりませんでした。ただ調律師が小説を書いたわけではないだろうから作者はピアノとどう付き合ってきたんだろうといろいろ想像しながら読み続けました。
すると、末尾のあとがきに45年同じ調律師に調律をしてもらったと書いてありましたので、やはり作者自身がピアノを弾いていたんだとガッテンしました。49才で本屋大賞を取ったようですから4才からピアノと付き合ってきたんでしょうか・・・
 537:「羊と鋼の森」読んでしまった・・

以下のような表記も十分たのしめました。

「美しいという字」「善という字」には羊が含まれている・・

ベートーベンが月光ソナタを書き進めると同時にピアノが進化して、第一楽章を書いている時はハープシコードとピアノのためのソナタのつもりが、第二楽章を書いている時にピアノが大きく進化した・・・

やや説明が多いかな、もう少し読者に違った想像をさせるような個所もあってもいいんじゃないかな・・などとも思いつつ十分楽しんだ陶酔人




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