534:小三治が森町に来た

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先般、森町文化会館ミキホール小三治と三三の親子会に出かけました。親子会とは書いてありますが、師匠と弟子の関係です。
 534:小三治が森町に来た
小三治親子会だったら、前半1席、後半1席だと思っていたのですが、後半での「千早振る」1席だけでした。

小三治にとって森町というと森の石松らしく、二代目広沢虎造の次郎長伝の出だしに「~遠州森町良い茶のでどこ~娘やりたやお茶摘みに~」とありますので、森町にはお茶摘み娘がお茶を摘んでいる姿を期待していたが、見当たらない・・・などと観客の心をつかみます。

浪曲がらみの枕が続いた後で、落語の面白さの話になり、会話の妙の例として、話し方で周囲に何人が聞いているかが、気付く人には気付くように自然で伝わるような芸でなくては・・・と芸の一端を語ります。

枕の最後には「知ったかぶり」の話題に入りました。そうして「千早振る」に入りました。

ただいつもの調子と違うなあと思いながら、高齢ということもあり少し心配しつつ聞き入りました。無論さすがに小三治らしくうまくまとめます。爆笑に次ぐ爆笑でした。

この記事を書くにあたりネット検索をしますと、小三治は、昨年患っていたようです。うかつ人も知りませんでした。噺家は高座がすべてですので高座に上がるからには病状は関係ありませんが少し心配です。小三治の健康を祈って止みません。

振り返りますと、小三治の独演会に行ったのはもう9年も前のことになります。
 記事89:小三治独演会

小三治のドキュメンタリー映画を見たのも9年前のことです。
 記事75:小三治のドキュメンタリー映画
 
NHKのプロフェッショナルはそのまた1年前の10年前のことです。

小三治のオフィシャルHPです。
小三治のオフィシャルHP

落語の奥深さを再確認した陶酔人






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