89:小三治独演会(陶酔人)090520

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記事75で「小三治」のドキュメンタリー映画を紹介しましたが、今回は小三治の独演会に行って来ました。アクトシティ中ホールで、全席指定の席は当然満員です。

適当な写真がないので、この写真は、「えずこホール」のホームページからお借りしました。いい顔してますねえ!
 http://www.ezuko.com/degi-uzu/kosanji.html

 89:小三治独演会(陶酔人)090520
 
やはりというか、「小言念仏」をやりました。無論完璧な話術で満員の聴衆を完全に制覇していました。

ただ、驚いたのは「枕」を30分以上もやってました。
しかも「小言念仏」と全然違うテーマ。多分演題決めてなかったんだと思います。枕は新型インフルエンザに始まって、日本の政治の未熟さ・拙さに言及して、とうとう、明治時代の文部省歌の「青葉の笛」を歌いだしました。

歌詞は、源平の戦いで負けた平家の人々を悼んでいるのです。それを小三治は熱く語り、現代人が失った「思いやりの心」を、せつせつと訴えていたと思わずにはいられませんでした。

若くして(16歳)散った平敦盛の絵はこんな感じです。
 89:小三治独演会(陶酔人)090520
この写真(絵)はこちらから借りました。
 http://www.ichigenkuyou.jp/aobanohue.htm

多分、軽く枕をやるつもりが、演じていて停まらなくなったように感じました。本人が一番びっくりしていたのではないか(?)とも思いました。小三治の風貌は黙っていても良いですが、しっとりとした語りはもっと良いばかりでなく、落語への姿勢・人生への姿勢をも見せられた気がしました。30年ぶりに浜松によくぞ来てくれたって感じです。

中入り後は、時間がのしていたので、枕無しで「青菜」を演じました。無論、全員大爆笑です。

陶酔人

もし気が向けば、「続きを読む」をクリックしてください。

今回は書かずにはいられないので、続きを書いてしまいます。

文部省唱歌 青葉の笛

  作詞 大和田建樹  作曲 田村虎蔵

一の谷の 軍破れ
討たれし平家の 公達あわれ
暁寒き 須磨の嵐に
聞こえしはこれか 青葉の笛

源平の戦いで、時は源氏の勢いが勝り、平家は追われ、次々に屍をさらしていくのが哀れでならない。その最中の嵐の中で清んだ笛の音が聞こえ、両軍とも暫時心打たれる・・・(曲解はご容赦願います)

歌詞もさることながら、小三治の歌い方・歌う心にうたれてました。こういった題材を取り上げた小三治の心にうたれていたのです。

「青葉の笛」は、明治の時代に立身出世をした人々がもてはやされる中で、官僚の中枢たる文部省が「弱きもの・敗れしもの」への鎮魂歌を文部省歌としたその心意気を思わずにはいられない。

小三治は今のTVで現れる為政者・官僚への凋落振りを嘆きながら、それでも気を取り直してこの歌を借りて為政者・官僚達にエールを送っているように受け取ったのです。

上にも載せましたが、これらのホームページから情報を得ました。
 http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/aobanofue.html
歌詞が載っています。

 http://www.ichigenkuyou.jp/aobanohue.htm
笛の音が聞けます。

上には上があるもんですねえ・・・

陶酔人



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