88:江戸の判じ絵(陶酔人)090517

カテゴリー │工芸いろいろ

記事43で紹介した「かまわぬ」の手拭いの関連の記事です。
非常に面白い本を見つけました。「江戸の判じ絵-これを判じてごろうじろ」岩崎均史著小学館です。
 88:江戸の判じ絵(陶酔人)090517
ちなみに、この表紙は「蝦蟇がお茶をたてている」ので「茶釜」と読むって寸法です。

江戸時代末期に流行ったようで、国芳・二代目広重なんかも書いています。当然浮世絵と同じ版画刷りです。商品のおまけの趣向もあったようですが、江戸の庶民の好奇心が生んだ産物ではないでしょうか。現代の駄洒落そのものみたいですね。明治時代には懸賞付きクイズにまで発展したようです。
 
例を紹介します。「水ぐわし(=水菓子=果物)」の一枚ものです。果物ですのでひとつぐらいは謎解きできるかもしれません。
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じっくり見たい方へは、サムネイル画像をクリックしてください。拡大して読むことができます。
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陶酔人

090518追記

水ぐわし(水菓子=果物)はちょっと難しいので、江戸の地名の判じ絵を載せます。これならわかるでしょう!
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陶酔人



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この記事へのコメント
こんばんわ。

すごい面白いですねっ!

でも・・・・・
「浅草」しかわからないんです。

他の答えが気になります!
Posted by ゆかよゆかよ at 2009年05月18日 23:04
一番下のは、
本と鵜が碁を指しているので、「本郷」でしょうか?
Posted by 黒猫の究美 at 2010年08月16日 10:28
そのとおりです。本と碁と鵜で「ほんごう」と判じるようです。
時々この本を眺めては、なるべく答えは見ずに、面白がっています。
Posted by 陶酔人 at 2010年08月16日 12:37
この前は、ご訪問いただきありがとうございました。宣伝になるようで申しわけないのですが、私のところでも、広重の「東海道五十三次 はんじもの」という稀品の記事を書かせていただきました。もしよければこちらの「判じ絵」にも挑戦してみてください。
Posted by 黒猫の究美 at 2010年08月24日 14:16
挑戦方々、「ブログ」に投稿させていただきました。
Posted by 陶酔人 at 2010年08月24日 23:20
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