586:”脱炭素革命”

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記事585の”脱プラスティックへの挑戦~持続可能な地球をめざして”に続いて、”脱炭素革命”の番組について書きます。この番組は2年前の2017年に地上波での放映したものを今回見ました。翌2018年にBS1でより詳しい番組として3回に分けて放映されました。残念ながら第1回しか録画がありませんでした。第1回を見る限り、2016年の番組をさらに詳しくしていました。第2回・第3回の再放送を見たいものです。

番組の紹介の前に、
「パリ協定(COP21)」では2090年までにCO2排出ゼロを達成できなければ、後戻りできない環境破壊が始まると警鐘をならしています。
 586:”脱炭素革命”
586:”脱炭素革命”
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この写真は、国際社会経済研究所パリ協定の下での気候変動問題への取り組みからの転載です。

番組でも南極の氷が溶けて海面上昇が止まらないと訴えていましたし、永久凍土が熔けだして、閉じ込められていた地面下CO2が暴発すると後戻りできないとも他の番組で見たことがあります。

アメリカの某大統領がパリ協定から脱退したことに全世界が唖然としましたが、近未来の科学的予測は現在に固執することのナンセンスさを提示していました。カリフォルニア州もお膝元のニューヨーク市でさえもパリ協定からの脱退に猛反対している映像は救いに見えました。
それだけでなく、ビジネス界はとっくに脱炭素が新しいビジネスを産むと動き出しています。”石炭”からの投資撤退は当然として、世界の新しい投資は再生エネルギーの投資にすべて注がれているといった感じです。数字でいうなら600兆円ほどにもなっているようです。
アメリカのビジネス界もロックフェラー財団でさえ同様の動きをしていますし、
産油国のサウジアラビアですら太陽電の方が石油より電力コストが低いと言っていますし、あの中国でもエコシフトと唱えているようです。
 586:”脱炭素革命”
どこの国か分かりますね。

その中で日本だけが再生エネルギー対応が停滞しています。電力会社が抵抗をしているからです(前回の”脱プラスティック”への挑戦と同じ図式です)。電力会社自身も分かっちゃいるがそうもいかない・・なんてな余裕は全くない状況です。COP23に出向いた日本の訪問団は世界各国から「日本は後進国だ」と「ダメ出し」をされていたようです。国連環境計画 金融イニシアチブ特別顧問の末吉竹二郎氏は「石炭火力発電所の輸出」などよりは、「再生エネルギーを支援する技術を輸出」するべきだと断定もしていました。

国土が少ない故の洋上での風力発電の戸田建設の苦闘などを含めて、日本企業の生き残りへの格闘を少し伝えていましたが、ため息がでるばかりでした。
それでも17種類の持続可能な開発目標=SDGs(susutainable development goals)という言葉も知ることができました。

以下に関連のリンクを載せておきます。

国連の持続可能な開発目標

持続可能な開発目標(wiki)

徳島地域エネルギーのHPの「NHKスペシャル番組「脱炭素革命」の新シリーズについての記事

パリ協定

CSR・環境戦略研空所の「教えて!アミタさん パリ協定とCOP21とは何ですか? 」はかなり分かり易い解説が書いてあります。

国際社会経済研究所のパリ協定の下での気候変動問題への取り組み

ノルウェー政府年金基金

  見ても行動しなければ同罪だと言われそうな陶酔人




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