2019年05月21日23:07
570:上村松園の回顧展(浜松市美術館)≫
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浜松市美術館でリニューアル1周年記念として「没後70年 上村松園の回顧展」が開催されています。上村松園の作品はあちこちで数点ずつ何度かは見てはいるのですが、80点ほどの作品を一度に見たのは初めてです。
以下の写真・画像はパンフレットからの引用です。
重要文化財の「母子」がパンフレットの表紙です。
「女性として初めて文化勲章を受章」という枕詞がついてまわる上村松園ですが、作品群の気品・格調の高さがたまりませんでした。
「天人」の襖絵です。これは個人蔵のもので仏壇の後ろを飾るもののようです。余白が仏壇を想像させますね。
子供のころ新聞の日曜版に上村松園の作品が紹介されていて、ずっと引き込まれていたのですが、どこに惹かれるかは具体的に分かっていなかったのです。
今回80点もの作品を一度に見て、モチーフ・構図・色彩は無論ながら、特に「繊細な線とぼかし」に惹かれていることに気づきました。「美は細部に宿る」とよく言われますが、個人的には「繊細な線とぼかし」に魅せられていたようでなのです。
「花嫁」です。
もう一つの重要文化財の「序の舞」を連想しました。
上村松園の志を受け継いだ「松園賞」を秋野不矩・小倉遊亀などが受賞していることが紹介されていて、ちょっと不思議な感じがしたのですが、受賞作家の幅の広さによって、上村松園の偉大さを再確認した感じです。
展示は6月9日まで開催されています。
新しい発見があってとっても嬉しい陶酔人
以下の写真・画像はパンフレットからの引用です。
重要文化財の「母子」がパンフレットの表紙です。
「女性として初めて文化勲章を受章」という枕詞がついてまわる上村松園ですが、作品群の気品・格調の高さがたまりませんでした。
「天人」の襖絵です。これは個人蔵のもので仏壇の後ろを飾るもののようです。余白が仏壇を想像させますね。
子供のころ新聞の日曜版に上村松園の作品が紹介されていて、ずっと引き込まれていたのですが、どこに惹かれるかは具体的に分かっていなかったのです。
今回80点もの作品を一度に見て、モチーフ・構図・色彩は無論ながら、特に「繊細な線とぼかし」に惹かれていることに気づきました。「美は細部に宿る」とよく言われますが、個人的には「繊細な線とぼかし」に魅せられていたようでなのです。
「花嫁」です。
もう一つの重要文化財の「序の舞」を連想しました。
上村松園の志を受け継いだ「松園賞」を秋野不矩・小倉遊亀などが受賞していることが紹介されていて、ちょっと不思議な感じがしたのですが、受賞作家の幅の広さによって、上村松園の偉大さを再確認した感じです。
展示は6月9日まで開催されています。
新しい発見があってとっても嬉しい陶酔人