465:美術館めぐり その1:若冲

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とうとう若冲を見に東京都立美術館に行ってしまいました。

 465:美術館めぐり その1:若冲
ネットで3時間待ちと書かれていた通り、10時に着いたのですが、やはり3時間待ちと言われました。朝は断念して夕方再トライしたのですが、それでも2時間待ちと言われました。
 465:美術館めぐり その1:若冲
美術館正面が見えるまでに1時間。
 465:美術館めぐり その1:若冲
見えてからも長蛇はうねっていて予測どおり2時間かかりました。

今回の若冲の展示の白眉は宮内庁所蔵の「動植綵絵」30幅です。
 465:美術館めぐり その1:若冲
この写真は創造力を社会に生かすアートニュースサイトからの転載です。
なんと言っても色彩のみずみずしさに圧倒されました。絵の具がまだ乾燥してないようにも見えました。
ウィキペディアの動植綵絵の記事に「最高品質の画絹や絵具を惜しみなく使用したため、200年以上たった現在でも保存状態が良く、褪色も少ない」と書いてあるのも納得です。
相国寺に寄進されたものが、廃仏毀釈のうねりの中で宮内庁に買い上げられたようなのです。それも保存がいい理由の一つなのでしょう。という理屈は抜きにして、色鮮やかさに驚きました。

驚いたのは、30幅の1幅ごとに観客が食い入るようにみつめて、次の作品に動くには5分かかるほど。逆に言えばじっくり見られたのですが、数枚で根気が切れました。あとは観客の頭越しに見て回りました。
言ってしまえば、色彩に感動しても絵そのものには感動してない自分に気づきました。ですので図録を買いませんでした。
 
 465:美術館めぐり その1:若冲
一番気に入ったのは、「果蔬涅槃図」です。こちらは、shino-laさんの記事からの転載です。
釈迦の入滅を弟子が取り囲んでいる涅槃図を野菜で表現した洒落た構図に感動しきりでした。

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