353:宮武外骨なる人物 その1 131013

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ひょんなことから「宮武外骨」なる人物を知りました。
 353:宮武外骨なる人物 その1 131013
明治時代の反骨のジャーナリストとも言われていて、不敬罪で3年刑務所に服役していたぐらいなので相当な人物です。服役を契機に「パロディから反官僚に立ち位置を変えた」のだそうです。
 
不敬罪になったのは、明治憲法をパロって、明治憲法発布直後に頓智研法を骸骨が発布する絵を掲載し、3年の服務というわけなので、当時の検察がいかに厳しいか分かります。「頓智協会雑誌」の第28巻巻頭頁がそれに該当します。
 353:宮武外骨なる人物 その1 131013
当の外骨すら出版と同時に捕まる覚悟をしていたようで、それが編集後記に予告風に書いてあります。
 353:宮武外骨なる人物 その1 131013

この人は旺盛なる筆力をもって多くの著作を出版していますが、殆どが絶版です。ですのでこの本は、県立図書館から借り受けたものです。自分自身を奇人と皮肉っているのですが、実は気骨ある人物です。

「東京帝国大学(東京大学)に明治新聞雑誌文庫を創設した」という事実からも当局の手が及びきらない器だったということが分かります。

今後その2・その3も書くつもりです。

明治初頭もいいなあと思っている陶酔人



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