152:「荒れ野の40年」の紹介(陶酔人)100312

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記事147で予告した「ドイツの名演説」の「荒れ野の40年(ヴァイツゼッカー)」岩波ブックレットNo.767を紹介します。
 152:「荒れ野の40年」の紹介(陶酔人)100312
1985年5月8日のドイツ連邦会議でのヴァイツゼッカー大統領の演説は、世に名演説として世界中の教科書に引用されているようです。
 152:「荒れ野の40年」の紹介(陶酔人)100312
「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。」というフレーズが一番有名のようでして、

ナチスの虐殺を現在も背負っているドイツ人民に対して、過去を心に刻んだ上で、未来に前向きに進むことを訴えています。
過去を忘れようとする風潮に警鐘を鳴らし、過去に囚われ続ける人々に前を向く勇気を与えたのだと思います。

後年東西ドイツの統一・ヨーロッパの共同体の発端となった演説とも言われているようです。

その格調の高さは、わたしの駄文では紹介しきれません。永井清彦氏の名訳は480円では安すぎとも言えます。短いですから何度も読み返せますし、その価値のある本であることを保証します。

小山



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