134:着色剤の効果(陶酔人)091117

カテゴリー │陶芸

記事26で、焼成炎が酸化炎か還元炎かで色が異なることを書きました。
色は焼成方法の他に土でも変わりますが、大きくは着色剤で変わります。
その着色剤は大雑把には「鉄」と「銅」に大別されます。
鉄は、1%~10%加えることで、黄・水色・緑・青・茶・黒と変わります。
銅は、1%~4%加えると、赤・ピンク・緑と変わります。例えばこんな感じです。
 134:着色剤の効果(陶酔人)091117

今回のトライは、4つの釉薬基本原料の中に、わずか1%銅(下の黒い色)を配合しました。、つまり1Kgの中に10gです。こんなにわずかな分量で色が変わりますので、本来は、デジタル秤で計る必要があります。実はデジタル秤を購入してないので、アナログ秤(誤差があります)でなんとか代用しています。
さらに4つの基本原料の色は殆ど白ですのでキチンと識別しないと、分量を間違い易いのです。ひとつひとつの袋に識別を書いておかなくてはいけません。
 134:着色剤の効果(陶酔人)091117
で、この基本原料4色が白4色で銅が黒なのですが、この配合での狙いは、青~緑の発色なんです。うまくいくかどうかは陶芸の神様だけがご存知です。苦しみと楽しみが混在しています。

陶酔人


タグ :着色剤

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