721:第69回日本伝統工芸展に行ってきました

カテゴリー │陶芸

第69回日本伝統工芸展の名古屋展に行ってきました。今年はいつもと違い「星ヶ丘三越」での展示です。例年名古屋でも全作品が展示されるので今年も同様と思っていましたが、なんと会場が半分ほどのスペースで展示作品数も半分以下でした。様々な理由があるのでしょうが、「日本伝統」と銘打っているのに半分以下の展示では残念としか言いようがありません。
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会場の風景です。

以下は図録からの転載です。
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今年の図録の表紙です。日本工芸会総裁賞の河野祥篁さんの透網代花籠「朝霧」です。幾重にも施した網目に圧倒されました。

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 羽石修二さんの窯変筒花器です。昨年賞を取った作品の系譜です。陶器の肌合いを存分に生かしています。

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 文部科学大臣賞を取った隠崎隆一さんの備前白泥混淆花器です。備前の幾多の土を混淆した作品です。三層の土、石のハゼ具合など見所満載です。

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 中田博士さんの真珠光彩壺です。いつもながら光り輝いています。

今思うのですが、どうも陶酔人の好みは偏っているでしょうか。どうしても同じ作家の作品に目が釘付けになります。

以下は陶芸以外の作品です。
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 こちらは新人賞を取った川邊雅規さんの硝子鶴首花入「凛然」です。積層したガラスを切子風にカットした作品です。

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 堀部信子さんの木芯桐塑布紙貼「帰り道」です。大根を持つ風情が素敵でした。

名古屋展示は昨日で終わり、以後「京都・札幌・金沢・岡山・松江・高松・仙台・福岡・広島・大阪」と巡回します。その土地土地の事情から展示作品は変わります。
 今後の展示会場

    全作品が見られなかったのが残念な陶酔人





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