2018年12月20日23:40
554:フェルメール展とムンク展≫
カテゴリー │美術
「フェルメール展」を見てきました。フェルメールは寡作で35点しか作品がないようで、そのうちの9点が上野の森美術館で展示されていました。フェルメールの作品が一カ所で9点も見られる機会はありえないほどの希少価値なんだそうです。

この写真はパンフから「ワイングラス」の写真は公式ガイドブックからの転載です。
下は、フェルメール展の遠景です。予約時間の40分前ながら並んでいるようでした。

人気が高いせいか、入場者の分散をねらって2時間ごとに予約をした人が待っているのです。当日券もあるように書いてありましたが、予約していてもこんなに待っているんですから、当日券での入場はなかなか困難のようでした。

時間となりやっと入ることができました。

入ってすぐの場所にはフェルメールと同時代の画家の作品が並び、それを過ぎると、明暗ストライプ空間のエントランスを抜けて、フェルメール9点の展示場に入ります。
NHKの日美「ようこそフェルメール部屋へ」を見て予測はしていたものの、予測以上に小さい作品が並びます。パンフで紹介されている「牛乳を注ぐ女」は45cm×41cmの作品です。混んでいる・暗い照明・1mの距離のフェンス・作品の小ささからTVほどははっきりとは見られません。それでも「フェルメールブルー」をこの目で見たって感じはTVでは味わえません。TVで紹介されていたように牛乳の流れ落ちる動きは見分けられました。

「ワイングラス」ではワイングラスの透明感・ワインデキャンタの白さ加減・女性のスカートの色具合も見事なのですが、はめ込みガラスの内側のカーテンの色具合が素敵でしたし、それと開きガラスのステンドガラスの絵柄が気になってなりませんでした。解説のような「手綱を手に取る女性」は判別できませんで、むしろギャグマンガのキャラのようにしか見えませんでした。残念。
続いて、東京都美術館では「ムンク展」を見てきました。

この写真はパンフから、下の「マドンナ」はガイドブックからの転載です。

「マドンナ」は官能的な絵と言われますが、周囲の図柄もあり少し引いてしまう感じでした。
ムンクの絵は「叫び」と「マドンナ」ぐらいしか知らなかったのですが、なんと油彩画だけで1150点もあり、素描・版画を入れると7000枚ほどにもなるんだそうです。そのうち100点ほどが展示されていました。幼くして母・姉と亡くし、心が病んだとしか思えないほど絵のテーマは死と対峙するのものばかりでした。同じテーマを何枚も何枚も描き続けた人生。作品群全体が「叫んでいる」感じでした。
フェルメール展は2月3日までやっています。大阪では2月13日~5月12日に大阪市立美術館で開催されます。
ムンク展は1月20日までやっています。
日美の第79回 おランド・デルフト フェルメールを巡礼る旅
刺激の多い東京には時々でかけたい陶酔人

この写真はパンフから「ワイングラス」の写真は公式ガイドブックからの転載です。
下は、フェルメール展の遠景です。予約時間の40分前ながら並んでいるようでした。

人気が高いせいか、入場者の分散をねらって2時間ごとに予約をした人が待っているのです。当日券もあるように書いてありましたが、予約していてもこんなに待っているんですから、当日券での入場はなかなか困難のようでした。

時間となりやっと入ることができました。

入ってすぐの場所にはフェルメールと同時代の画家の作品が並び、それを過ぎると、明暗ストライプ空間のエントランスを抜けて、フェルメール9点の展示場に入ります。
NHKの日美「ようこそフェルメール部屋へ」を見て予測はしていたものの、予測以上に小さい作品が並びます。パンフで紹介されている「牛乳を注ぐ女」は45cm×41cmの作品です。混んでいる・暗い照明・1mの距離のフェンス・作品の小ささからTVほどははっきりとは見られません。それでも「フェルメールブルー」をこの目で見たって感じはTVでは味わえません。TVで紹介されていたように牛乳の流れ落ちる動きは見分けられました。

「ワイングラス」ではワイングラスの透明感・ワインデキャンタの白さ加減・女性のスカートの色具合も見事なのですが、はめ込みガラスの内側のカーテンの色具合が素敵でしたし、それと開きガラスのステンドガラスの絵柄が気になってなりませんでした。解説のような「手綱を手に取る女性」は判別できませんで、むしろギャグマンガのキャラのようにしか見えませんでした。残念。
続いて、東京都美術館では「ムンク展」を見てきました。

この写真はパンフから、下の「マドンナ」はガイドブックからの転載です。

「マドンナ」は官能的な絵と言われますが、周囲の図柄もあり少し引いてしまう感じでした。
ムンクの絵は「叫び」と「マドンナ」ぐらいしか知らなかったのですが、なんと油彩画だけで1150点もあり、素描・版画を入れると7000枚ほどにもなるんだそうです。そのうち100点ほどが展示されていました。幼くして母・姉と亡くし、心が病んだとしか思えないほど絵のテーマは死と対峙するのものばかりでした。同じテーマを何枚も何枚も描き続けた人生。作品群全体が「叫んでいる」感じでした。
フェルメール展は2月3日までやっています。大阪では2月13日~5月12日に大阪市立美術館で開催されます。
ムンク展は1月20日までやっています。
日美の第79回 おランド・デルフト フェルメールを巡礼る旅
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