427:おりがみ会館(小林染紙店) 150703

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「天覧大相撲双六」なるものをいただきました。
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図柄は、複数の相撲の浮世絵を合成し双六仕立てにしたもののようです。双六として使ったことはありませんが、なかなかおしゃれです。

おりがみ会館」というところで手に入れたようなのですが、これを運営している「小林染紙店」は江戸時代から紙の染めを専門に作っている会社のようです。沿革を読みますと八代目桂文楽が16、17歳の頃、「染め紙」職人として席を置いていたとも書いてありました。桂文楽の自叙伝『あばらかべっそん』(昭和32年・青蛙房刊)(ちくま文庫)に記されているとの表記がありましたので、早速読みますと、ご主人(初代)に可愛がられもしましたし、迷惑もかけたようでした。
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おりがみ会館」のホームページを見ていますとなかなか面白くて、「小林染紙店」は文部省の依頼により「折紙」を作りだしたそうですし、染めの工程の見学もできるようなのです。
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また、館長の小林一夫さんは、「おりがみ」の第一人者のようでして、「折り紙は泣いている」(愛育社)、「千代紙」(KADOKAWA)」を含めて折り紙に関する本が多数出版されていますし、講演依頼も多いようです。
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この写真は、越前和紙の里のHPからの転載です。

あちこちに第一人者がいると感心する陶酔人



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