328:俳人「相生垣瓜人」でデザイン 130403

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このブックカバーをご存知でしょうか?
浜松の本屋「谷島屋」で本を買うと、このデザインのブックカバーで包装してくれます。浜松の人なら殆どの人が知っていると思います。左端の矢印を見てください。
  328:俳人「相生垣瓜人」でデザイン 130403
矢印上段には、このカバーデザインは浜松の俳人相生垣瓜人によるものだと書いてあります。
 328:俳人「相生垣瓜人」でデザイン 130403
その相生垣瓜人なる俳人は浜松の広沢に住んでいたそうです。
 328:俳人「相生垣瓜人」でデザイン 130403 
 ↑この写真は、「相生垣瓜人全句集」(角川書店)から転載しました。
兵庫の出身なんですが、浜松工業高校で教鞭をとったことから浜松在住(広沢)となったようです。
 328:俳人「相生垣瓜人」でデザイン 130403 ←左の写真をクリックすると拡大します。

矢印下段にはデザインの説明があります。4首の短歌をデザイン化したようです。
 328:俳人「相生垣瓜人」でデザイン 130403
なぜ俳句でなく短歌をデザインしたのか分かりませんが、なんとも味のある短歌であることを知りますと、ますますデザインがお洒落に見えてきます。

ただ中学生のころから谷島屋で本を買っていたのに、何十年も気づかなかったことに自分ながら驚いています。

瓜人は句集の装丁も自らしたようです。句集「明治草」(海坂発行所)はこんな風です。
 328:俳人「相生垣瓜人」でデザイン 130403

さっそく上記句集を図書館から借りて読んでいます。全部はとても読みきれないのですが、ちょっと拾い読みしますと、
 クリスマス佛は薄目し給へり
 神の留守佛を頼む外無きか

 古茶を愛で同じく新茶誉めにけり
「外道俳句」と自らの作品を標榜していたようですが、どうしてなかなかお茶目ですね。

浜松に住んでいながら、浜松の名士を知らないことっていろいろあります。学校でも相生垣瓜人のことは教わらなかったですし。(あくまで記憶です。)

遅まきながら今知ったことを喜ぶ陶酔人



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