278:炭化焼成のトライ 120525

カテゴリー │陶芸

炭化焼成のトライをしました。ガス窯を購入して窯焚き54回目にして初めての炭化焼成です。炭化にもいろいろなやり方がありますが、今回は還元焼成が終了して、その後の冷却段階で薪を投入する方法です。
下の薪投入具合は、(焼成中は手が離せませんので)窯出し後に写真用に撮ったものです。最下部が薪の投入口です。
 278:炭化焼成のトライ 120525
温度が1000℃近辺ですので、薪を投入しただけで燃えようとしますが、酸素が少ないのでいぶされ、黒いスス(煙)が発生します。このススが作品に付いて、黒化します。それを渋いと思うか、きたないと思うかは判断が分かれるでしょうね!一窯分の作品全部が変化してしまいますので、ファーストトライとしては不安一杯でした。何日か逡巡したのですが、思い切ってトライしました。
薪を投入してしばらくすると、黒煙が扉の隙間からでてきます。かなりいぶされています。
 
さていよいよ窯出しです。この瞬間の緊張感・どきどき感が毎度のことですがたまらないのです。
 278:炭化焼成のトライ 120525
全体の感じは、従来の還元焼成に比べて、「わっ黒い!」って印象です。
しばらく見ていると「渋いけどいい味かも・・・」とも感じだしました。
 278:炭化焼成のトライ 120525
窯全体はススだらけです。
 278:炭化焼成のトライ 120525
作品はこんな感じでした。期待値と不安値の中間ぐらいでした。
 278:炭化焼成のトライ 120525
それでも「なにかある」って感じです。

次回はもう少し黒色を減らすトライを次回する予定の陶酔人



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