179:国芳礼賛その1(陶酔人)100910

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国芳に入れ込んでいるのを知られたことで、3ケ月前に府中美術館で国芳の展示会(歌川国芳-奇と笑いの木版画)があったようで、その時の図録をいただきました。以来1頁ずつ丁寧に読み進めて今半分です。そこでその1として、一部を紹介します。

これは、弟子が描いた国芳の人物像です。反骨・粋な江戸っ子絵師の雰囲気がよくでていますね。
 179:国芳礼賛その1(陶酔人)100910

これが図録の表紙なのですが、主催者の意欲が一目瞭然ですね。
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国芳の破天荒さは、一枚の絵に収まりきりません。なんと三枚にまたがっています。
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これは、超緊縮財政で贅沢禁止令などを出した老中水野忠邦を痛烈に批判した有名な絵で、国芳の気骨があふれています。
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これは、酒呑童子を源頼光や坂田公時などが退治しようとしている絵なんですが、サイズのアンバランスな構図がなんとも大胆至極ですね。
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今度のものは団扇のデザインなんですが、判じ絵の仲間というのでしょうか?表から裏が想像できるでしょうか?
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これも水野忠邦を痛烈に批判したもので、浮世絵が豪奢で派手で出版NGならは落書きならいいだろうと落書きの体裁で役者をデフォルメして出版したものです。中央などはニャロメかと思っていまうくらいですね!当局は弱ったでしょうね。
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最後は、人が何人も重なって人の顔になっています。なんとも奇想天外ですね。
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もうたまりません。この展示会に行けてないのが残念至極な陶酔人



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