2021年10月19日12:19
676:牧野富太郎博士の「植物知識」≫
カテゴリー │自然
記事652と653で牧野富太郎博士のことを書きましたが、今回は牧野富太郎博士の花初心者に向けての書物「植物知識」(講談社学芸文庫)の紹介です。

昭和24年に刊行されたものなので「現代表記に改め」たと書いてありますが、それでも少々手ごわいです。まだ全文を読了していませんが、投げかけずにはいられません。
まえがきのはじまりは刺激的です。「花は、率直にいえば生殖器である」。つかみの文章というのでしょうか、学者であるだけでなく文才も秀でているのですね。まえがきの最後は、「・・多くは、ただその表面に現れている美を賞観して楽しんでいるにすぎない。花に言わすれば、誠に迷惑至極と歎く(かこつ)であろう。花のために一掬の涙があってもあってもよいではないか。」と結んでいます。
一掬の涙!なんて文学的な表現でしょう!この言葉の意味を調べて知っただけでもうれしくなりました。
「リンドウ」を記した文章で、「・・・色は藍紫色で、外は往々褐紫色を呈して・・・」と書いてあります。

こらはカラーサイト.comからの転載です。
藍紫色を画像検索するとリンドウの画像が出てきます
褐紫色は残念ならが色見本が見つかりませんでした。
一方で、牧野富太郎博士の「植物知識」だけでなく、林芙美子の「浮雲」にも表記がみられるとふりがな文庫に載っています。
褐紫色
あとがきもふるっています。「・・・通俗な文章を書いて・・」とへりくだり、「この微妙な植物は一の宗教である・・・自然の宗教!その本尊は植物・・・今日私は飽くまでもこの自然宗教にひたりながら日々を愉快に過ごし・・・」
植物への入れ込み姿勢が滲んでいますね!
結びに、「・・植物に趣味を持てば次の三徳がある・・・第一に、人間の本性がよくなる・・・第二に、健康になる・・・第三に、人生に寂寞(じゃくまく)を感じない・・・」
なんというか、まさに教主の雰囲気ですね。
NHKの大河で牧野富太郎博士を取り上げてもらいたいと改めて思う陶酔人

昭和24年に刊行されたものなので「現代表記に改め」たと書いてありますが、それでも少々手ごわいです。まだ全文を読了していませんが、投げかけずにはいられません。
まえがきのはじまりは刺激的です。「花は、率直にいえば生殖器である」。つかみの文章というのでしょうか、学者であるだけでなく文才も秀でているのですね。まえがきの最後は、「・・多くは、ただその表面に現れている美を賞観して楽しんでいるにすぎない。花に言わすれば、誠に迷惑至極と歎く(かこつ)であろう。花のために一掬の涙があってもあってもよいではないか。」と結んでいます。
一掬の涙!なんて文学的な表現でしょう!この言葉の意味を調べて知っただけでもうれしくなりました。
「リンドウ」を記した文章で、「・・・色は藍紫色で、外は往々褐紫色を呈して・・・」と書いてあります。

こらはカラーサイト.comからの転載です。
藍紫色を画像検索するとリンドウの画像が出てきます
褐紫色は残念ならが色見本が見つかりませんでした。
一方で、牧野富太郎博士の「植物知識」だけでなく、林芙美子の「浮雲」にも表記がみられるとふりがな文庫に載っています。
褐紫色
あとがきもふるっています。「・・・通俗な文章を書いて・・」とへりくだり、「この微妙な植物は一の宗教である・・・自然の宗教!その本尊は植物・・・今日私は飽くまでもこの自然宗教にひたりながら日々を愉快に過ごし・・・」
植物への入れ込み姿勢が滲んでいますね!
結びに、「・・植物に趣味を持てば次の三徳がある・・・第一に、人間の本性がよくなる・・・第二に、健康になる・・・第三に、人生に寂寞(じゃくまく)を感じない・・・」
なんというか、まさに教主の雰囲気ですね。
NHKの大河で牧野富太郎博士を取り上げてもらいたいと改めて思う陶酔人