547:奈良行 その1

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1ケ月ほど前になりますが、とうとう念願かなって法隆寺と春日大社にでかけました。

法隆寺は奈良の中心街からは少し遠くて、昔教科書で学んだのみで一度も訪ねることはありませんでした。2年ほど前になるのですがNHKーBSで「2時間でまわる法隆寺」やブラタモリでの「春日大社」に刺激されやっと行けました。

法隆寺駅から法隆寺山門までは20分ほど歩きます。バスなどがありますが、徒歩で向かいながら気持ちを高ぶらせていきます。
547:奈良行 その1
なんとも雰囲気がある参道ですね。
 547:奈良行 その1
南大門をくぐると建物・仏像など国宝・重要文化財ばかりなのですがなかでも「玉虫厨子」が有名ですね。
547:奈良行 その1
この写真は法隆寺発行の図録からの転載ですが、この図録ほどには明るくは見えません。室内が暗い上に経年劣化しているからです。玉虫の片りんでも見られればと浅はかな考えで期待していてはまたもやチコちゃんに叱られますね。冷静に考えてみれば玉虫は虫なのですから有機物なので時とともに風化するに決まっています。

がっかりしているとなんとラッキーなことに大宝蔵殿で「法隆寺秘宝展」が開催されていて、そこに玉虫厨子の複製が陳列されていました。複製とは言え当時の技を踏襲して複製されていまして当時の玉虫厨子の見事さに圧倒されました。
  547:奈良行 その1
この写真は「ミニ企画展 平成の玉虫厨子」からの転載です。なんとも鮮やかですね!

 547:奈良行 その1
この写真は「そよ風の便り」の記事「平成の玉虫厨子」からの転載です。
復刻のためには「5年・4000人・2万匹」などのキーワードが語られています。すごい!!


 547:奈良行 その1
西円堂の横に鐘楼がありまして、そこで丁度時の鐘が鳴っていました。正岡子規がこの鐘の音を聞いて「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」と詠んだみたいなので、妙にうれしかったのです。

 547:奈良行 その1
正岡子規の句碑の横にこんなに立派な木がそびえていました。法隆寺とともに成長してきたのでしょうか、なんとも迫力がありますね。

本編はこのぐらいにしておきます。
興味のある方は下記の「続きを読む」をクリックしてください。例によってたわ言が並びます。

  願いが叶いこどものように喜んでいる陶酔人


「やまとは国のまほろば」というフレーズのみを知っていて、意味もなにも知らずに「いい響きだなあと思っていましたし、さだまさしの「まほろば」なんてな曲を聴いていた・・・

「春日山から飛火野辺り ゆらゆらと影ばかり泥む夕暮れ 馬酔木の森の馬酔木に たずねたずねた 帰り道」
さだまさしは言葉遊びが好きのようで、馬酔木(あせび)の森の馬酔木(まよいぎ)にと歌っています。

あせび(あしび)を「馬酔木」と名付けた人もえらいもんだと思います。

調べますと、正しくは「やまとはくにのまほろば たたなづくあおがき やまごもれるやまとしうるはし (古事記・倭建命 )」のようです。なんとなく分かった気持ちにはなりますが、基本難解で判読不能です。それでもいい響きですね。いい響きといえば、法隆寺がある「斑鳩(いかるが)」もいいですね。

「いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重ににほひぬるかな(伊勢大輔)・・・こっちは分かり易いですね。URLで奈良の都の八重桜~あまりに美しいおすすめ花見スポット7選はいかがでしょうか。

法隆寺駅に着きますと、ホームではなんとも懐かしいメロディーがながれて感じ入りましたが、「いい日旅立ち」だったような違ったような曖昧な記憶です。トホホ。



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