355:高岡・(氷見) その1 131024

カテゴリー │探訪・旅行・行楽

慶事があり富山に行ってきました。せっかく遠出しましたので高岡と氷見を訪れました。今回はその1として高岡のことを記します。
 355:高岡・(氷見) その1 131024
高岡で手に入れた花入なんですが、酸化銅の緑色に銅赤が散らばっている処理がたまりません!
口が鶴首なので、鋳物でどうやって作ったのか不思議です。

昨年のNHKBS3の番組「ニッポン微笑の国の物語 海外に遺された江戸時代」で、高岡鋳物の紹介がありまして、高岡火鉢の復元を鋳物師・彫金師・色付け師の三人がトライした製作工程の映像が脳裏に引っ掛かっていて、いつか訪ねたいと思っていました。
高岡の名所案内で聞きますと、高岡銅器だったら「利三郎」が見学できるといわれまして早速行ってみました。
利三郎」は明治に創業して当代で4代目です。当代は神初宗一郎さんです。お会いすることはできませんでしたが、作業場などを見せていただきました。お店では当代の作品が目白押しでした。
 355:高岡・(氷見) その1 131024

いただいた「利三郎」の手拭は鋳物の工程の図案でした。
 355:高岡・(氷見) その1 131024
鋳型に1200℃の銅を鋳込んでいるところか、銅を溶かしている工程かどちらかでしょう。字の運びが逆なのが泣かせます!

浜松に戻って、1年前の映像を見ますと、なんと当代の神初宗一郎その人だったのです。あらためて感動したというわけです。

せっかくなので高岡藩の産業振興に尽力した前田年長の菩提寺の瑞龍寺も訪ねました。
 355:高岡・(氷見) その1 131024
後ろの建物は国宝の一つの山門です。
前田年長は「利家とまつ(NHK大河ドラマ)」の長男で、名君として慕われていたそうです。

次々に興味が尽きない陶酔人



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