188:白川郷(陶酔人)101029

カテゴリー │探訪・旅行・行楽

20年来の希望をやっと果たすべく21日22日と白川郷に行ってきました。高山の旧市街を見て、天生峠の紅葉の道を抜けた坂の途中で、合掌造りは突然に目に飛び込んできました。
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もっと平地にあると思っていたので、その時の驚き・感動は白川郷にいる間中は無論のこと7日経った今も続いています。

展望台からの風景です。予備知識はあったのですが、合掌造りが100軒以上を一望してあるなんて、まさにおとぎの国ですね。しかも殆どの家が暮らしているんですね!
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萱葺きの味のあるたたづまいにはため息が出ました。(これは神田家です。)
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公衆便所も合掌造りでした。
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ちゃんと人々が合掌造りで生活しているんですね。自転車がなんとも味ですね。
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二階からの眺めもなんとも風情がありますね。
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萱葺きの家は火には弱いので、二階からも火の番ができるようになっています。
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合掌造りのあの三角の建物は3階~4階あって、2階での養蚕にはあの切妻の形が横風を通して都合がいいらしい。萱葺き屋根は20年に一度は葺き替えなくてはならず、そのため建物構造は大黒柱が1階部分しかなく、2階から上は楔状に木を埋め込んで紐と屋根の重みでつながっているらしい。その連結方法により風が強い時はぎしぎし音がして「しなる」が、五重塔と同じで丈夫なことこの上ないと説明を受けました。昔の人の知恵・工夫には頭が下がります。
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この2階に繭床があったようです。
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今回の一番の驚きは、蚕のフンのリサイクルでした。蚕のフンは地下に保存しておくと硝酸カリウムを含んだ「火薬の材料(焔硝)」になったらしい。蚕は桑の葉を食用としているので、その葉に含まれるカリウムが摘出されるのでしょう。これは木・葉・草が陶芸用の上薬の原料になるのと同じなんだということを(考えれば当たり前なんでしょうが)目の当たりにして驚きが二重になりました。
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せっかくなので、合掌造りの民宿に泊まりました。部屋にはTVも時計も電話もありません。隣の部屋とはふすま一枚です。無論共同洗面所・共同風呂です。食事は囲炉裏の部屋です。民宿のご主人が「どぶろく」を手にさげてきて「飲もう」となり、囲炉裏を囲み5組の泊り客は話がはずみました。季節に応じて田植え体験・稲刈り体験なんかもできるようです。
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朴葉味噌・岩魚・どぶろく・・・
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TV画面と実際とはかくも違うものかと認識をあらたにした陶酔人 



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