142:「神の守り人」読書感(陶酔人)100106

カテゴリー │本・歴史・人物・・

上橋菜穂子さんに魅せられ続けています。

本屋で「精霊の守り人」の文庫本を見た瞬間に引き寄せられて以来、上橋菜穂子さんに魅了されっぱなしです。
シリーズものが文庫本(新潮社)で次々と発売されて、とうとう「神の守り人」にまできています。(単行本ではすでにシリーズは完結していますが、文庫では徐々に発売されてきています。)
 142:「神の守り人」読書感(陶酔人)100106
上橋菜穂子さんの文章は実に瑞々しい。平易な文体でさらりと読める。それでいて、実に難解なテーマをも扱っている。なので、子供も大人も楽しめる。

「遅読のすすめ」の信者ながら、読み出したら止まらない。上下巻を2日で読んでしまいます。こんな経験は、学生時代の時以来です。

陶酔人

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「精霊の守り人」シリーズを読み続けているうちに、
物語のダイナミックさに引き込まれていつつも、
「揺らぐ心」と「決断の危うさ」といった言葉を感じ取っている自分がいます。

人の心は二面(裏表)があり、その間を揺れ動く。
よってどちらかが正しいと断定することは傲慢だ。
無論、決断も必要で、決断したことは信じて進めば良いが、
捨てられた一方にも真実があるかもしれないという心配り・ゆとりが必要だ・・・

それを配役達に託して訴えている。
あなたは揺らぐ者たちと揺らがない者たちとのどちらを支持しますか?
そしてその決断はそれで正しいのですか?と。

ここまで書いて、これらは、上橋菜穂子さんに触発されて、自分の考えを整理しただけなのかもしれないと思った。

陶酔人



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