112:幕の内弁当の美学(陶酔人)090823

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「幕の内弁当の美学(朝日文庫)」を紹介します。著者は栄久庵憲司さんです。インダストリアルデザインの第一人者のようです。
 112:幕の内弁当の美学(陶酔人)090823
幕の内弁当を通して日本人の文化を熱く語っています。
四角い箱はあくまでおとなしく存在していて、フタを取った瞬間にまばゆい花が飛び交い、花であるそれぞれの品が主張しすぎず、お互いを補佐しあっている関係・・これらが、日本文化を象徴しているんだ。おのおのの存在を認めながら、お互いを相互補完する絶妙さこそが日本文化のオリジナリティだと言っています。(と読めました。)

内容は、多岐に渡り、職人のこだわりを語る一方で、文化論・都市論にまで発展して、その思いはあくまで熱く、思い入れが行間と言わずあちこちにあふれています。その思いが読者に迫る分だけ、文章が時折飛びすぎたり断定しすぎたりする面をも包み込むだけの魅力がある本でした。こういった文章を「玉石混交」って言うんでしょうねえ。
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この写真はこちらからお借りしました。http://wp1.fuchu.jp/~sei-dou/jinmeiroku/ekuan-kenji/ekuan-kenji.htm

陶酔人

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栄久庵憲司さんは、キッコーマン醤油のロゴが一番有名でしょうか、
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この写真はこちらからお借りしました。http://yumily.exblog.jp/7135912/

他にもバイクデザイン・新幹線デザイン・建物デザインなどを手がけ、工業デザイン界のノーベル賞とも言われるコーリン・キング賞も受賞しているそうです。いわば、「日本工業デザインの草分け」のようです。名前が名前だけに、お寺の生まれのようです。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A6%AE%E4%B9%85%E5%BA%B5%E6%86%B2%E5%8F%B8

視点の多さ、「日本人の独自性」の主張から、ふと新渡戸稲造の「武士道」を意識して書いているのではないかと想像をしたほどです。日本の文化は欧米追従ではなく、欧米だけでなく全世界の文化をも包み込んで消化吸収して発展させている・・・と主張して止まないのです。

以前に映像を見たことがあるのですが、録音が悪いことも影響しているのかもしれませんが話しはうまくないなどと勝手に誤解していました。ここでも「一方聞いて沙汰するな」ですね。

陶酔人



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