22:窯出しです (陶酔人) 080724

カテゴリー │陶芸

高校時代の友人の立会いの下、いよいよガス窯の初めての窯出しをしました。

窯出しのこの時はたまらない瞬間です。
無事を祈る感じ・ラッキーショットを祈る感じ。そしてなにより、ちゃんと焼けるかどうか・ぐしゃぐしゃに割れてないかが一番の心配事だったのです。

一番上の三角錐をゼーゲルコーンといいまして、
熱量(≒温度)は1230℃と1200℃で倒れるものです。
直前の窯詰め状態で15°で立っていたものが、
22:窯出しです (陶酔人) 080724

このように倒れると予定の熱量(≒温度)に達したことになります。
窯焚きの時は、このゼーゲルコーンの倒れ具合を見て窯焚きの終了を判断します。
22:窯出しです (陶酔人) 080724

作品の一部を紹介します。
22:窯出しです (陶酔人) 080724

22:窯出しです (陶酔人) 080724

22:窯出しです (陶酔人) 080724

初めての19時間の窯焚きはどきどき・わくわくの心境と、操作の多さにてんやわんやの実態と、エコが叫ばれる中こんなにガスを消費していいんかなあと思いつつ、作品が長く持つ(?!)ならいいかなどと、自問自答したりの本焼きでした。

ゼブラ皿が赤土と白土のあわせ面でクラックが入りはしたのですが、ぐしゃぐしゃになったものは無く、おおいに安心しました。

電気窯と同じ様に焼けるかどうかのチェックも兼ねていまして、釉薬によっては窯で随分変わるものがあることを今回経験をしました。案外変わらない釉薬もありました。

ということで、初めてのガス窯ということもあり、大物皿はまだ残していまして、今回ガス窯の状況がわかったこともあり、次回に焼くことなりますし、これからがいよいよ土の違い・釉薬の違い・焚き方の違い(温度・酸化・還元)をいろいろ変えていく予定です。

陶酔人



同じカテゴリー(陶芸)の記事
782:河井寛次郎
782:河井寛次郎(2024-02-05 10:15)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
22:窯出しです (陶酔人) 080724
    コメント(0)