793:「天涯の海」(車浮代)

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中日新聞の紹介記事に触発されて、「天涯の海」(車浮代 潮文庫)を読みました。
 793:「天涯の海」(車浮代)
表紙を飾る浮世絵は昇亭北寿の「東都佃島之景」です。

舞台は知多半島の半田村(現半田市)の酢屋三代の物語です。酒粕から酢を作ることを発案して、それが美味なることから江戸前鮨を産んだ主要因となったとも書かれています。

この本は「味ぽん」で有名なミツカンの創業期三代(江戸時代後期)の物語です。作家の車浮世さんはミツカンで創業時のことを知り、この物語を発想したようです。

文章は滑らかで起伏に富み一気に読み進められます。
主役の三代の当主もさることながら、この本ではその妻たちにも焦点が当たっています。

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