573:東北 その2-2 遠野 佐々木喜善 

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記事572:東北 その2-1 遠野 柳田國男に続きまして「遠野その2」として佐々木喜善について記します。
 573:東北 その2-2 遠野 佐々木喜善 
遠野地方の農家の生活様式を再現した「遠野伝承館」です。
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国の重要文化財の「菊池屋曲り屋」です。なかなかの風情ですね。

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囲炉裏の端では餅が焼かれようとしていました。

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「佐々木喜善記念館」です。

「遠野物語」は柳田國男が佐々木喜善から聞いた民話を中心にまとめられていると序に書いてあったことなんかすっかり忘れていて、なんでこんなところに「佐々木喜善記念館」なんかあるんだろう。どんな人物なんだろうなあと思いつつ入りますと、これがとんでもないことだったのです。佐々木喜善は遠野の語り話を丁寧に聞き取りそれを出版してきたようなんです。館内は佐々木喜善の足跡が網羅されていました。
言語学者の金田一京助が佐々木喜善を「日本のグリム」と称していたとの表記が印象に残っています。

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駅では看板が見送ってくれました。

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うれしいことに展示にあった「老媼夜譚」(遠野物語研究所)が中古で手に入りました。「復刻版」の表記がうれしいですね。1ページ目を読むなりしびれて最期まで読み通しました。
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語り部の辷石谷江婆様の写真が巻頭にありました。いかにも語り部って感じですね。

「老媼夜譚」とありますので、老婆から夜な夜な語ってもらった話って意味なんでしょう。「老媼夜譚」は主に辷石谷江婆様からの語りが中心です。103話もあるんですからその婆様の記憶力も大したものだと思います。テレビもラジオもない時代は・口伝え・聞き伝えが主だったんでしょうね。だからこそ記憶が研ぎ澄まされているんでしょうね。

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「聴耳草紙」はちくま文芸文庫から出版されていました。こちらはゆっくりと噛みしめながら読んでいます。

  良き資料に取り囲まれるとたまらなくうれしい陶酔人





 
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