172:黒金ヒロシの「坂本龍馬」(陶酔人)100726
本の整理をしていたら、なんと
黒鉄ヒロシの「坂本龍馬」PHP文庫が出てきました。読んだことさえ忘れていたのに、偶然見つかったのです!こういうことってあるんですね。すごくうれして即再読しました。
小山ゆう「おーい!竜馬」ともNHK大河ドラマ「龍馬伝」ともところどろこ切り口が違います。歴史物は解釈一つで評価ががらっと変わりますので、それを楽しんでいます。
黒鉄ヒロシは素っ頓狂な歴史ギャグを得意にしていますが、それは彼が歴史を追及しきった上での技だったんですね。この「坂本龍馬」も主要参考文献は30以上もあるようですし、その文献を鳥瞰的に見て、「黒鉄式坂本龍馬」を産んだんですね。特に導入部分(龍馬の暗殺場面)・土佐の上士/下士のなりたちは白眉だと思います。
と生意気に書いていて以前に読んだことを忘れているんですから、付け焼刃の感想というのが丸分かりですね!
うっかりしつつ、その都度感動している陶酔人(うっかりでなく毎度だと言う声も聞えそう・・)
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