441:日本伝統工芸展名古屋展

陶酔人

2015年10月04日 23:51

記事439で紹介した日本伝統工芸展名古屋展を名古屋栄三越で見てきました。毎回のことですが、息を止めて見つめる作品ばかりでした。
 
 
 ↑写真をクリックすると拡大します 今回の写真も図録からの転載です。
高松宮記念賞の井戸川豊さんの銀泥彩磁鉢はかいわれ大根の味わい、周囲の優雅な線がたまりません。その優雅な線は実物をいくら見てもどういう風に作っているのか分かりませんでした。

 
NHK会長賞の鈴木徹さんの緑釉花器のおおらかな曲線が素敵ですね。いかにも陶器らしい作品です。東海地区からは実に久しぶりの入賞だそうです。

 
星野友幸さんの練継花器「然」です。美しいフォルムに練り込みの細いラインが心憎いですね。

 
 
師事している佐賀紀彦さんの焼締窯変壺「煌炎」です。炎の産み出す色合いが形の美しさを引き立てています。

 
鬼平慶司さんの蒔絵箱「月光の道」です。水面に映る月の光具合がたまりませんでした。

 
日本工芸会会長賞の井上楊彩さんの人形 桐塑彩色「目覚めの刻」です。じっと魅入っていました。

名古屋展示は5日に終わりますが、以下京都・大阪・金沢・岡山・松江・高松・仙台・福岡・松山・広島と展示は来年3月まで続きます。
 展示日程

機会があったら是非ご覧ください。

精進を続ける陶酔人

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