161:丸栄スカイルの東海伝統工芸展(陶酔人)100509

陶酔人

2010年05月10日 21:16

今年は入選者として東海伝統工芸展に行って来ました。東海伝統工芸展は、岐阜・愛知・三重・静岡の4県が対象範囲で、丸栄スカイル8階の催事場で5月6日~5月18日まで開催しています。http://www.maruei.ne.jp/
 

わたしの作品は下です。
 
会場では写真が撮れませんので、添付写真は「図録」からの引用です。さすがプロの写真はうまいもんですね。
入り口付近は受賞の作品やら招待作品が目白押しでしたが、私の作品は「末席」に展示してありました。それでも仲間がわざわざ遠くまで見に来てくれました。ありがたいもんです。

会場で偶然話をした65歳ぐらいの男性のことを紹介します。彼がしげしげとなんどもなんども私の作品を見ていたんです。ですので声を掛けましたところ、自分では作れないが見るのは大好きで、会期中になんども足を運ぶんだそうです。
どうして私の作品を見てばかりいるのかと聞きますと、あなたのは、なんとも不思議な模様で、宇宙みたいにも見えるし、見る方向を変えると表情が変わるのもいい。斑模様が不規則のようなんだが粒がそろっているし、あまりこういう作品はみたことがない。作者がどんな心境をこれを作ったのか・どうやって作ったのか知りたかった・・・などと涙ちょちょぎれることを言ってくれたんです。 
 
これは、練込組皿で賞を取った浅野紀胡さんの作品です。白から黒へ10種類ほどの粘土を練り上げて作った作品は気品が漂っていました。彼女からは、練込み技法のヒントを教わりました。練込作品はクラックが入り易いのでその対応方法を丁寧に教えていただきましたが、それでも練込技法は難しくて、そんな彼女でも3ケに1つしかうまくいかないようでした。
 
こちらが今回の一等賞の日本工芸会賞の清水潤さんの作品です。青白磁の色・造詣の美ともに申し分ありませんね!!
 
こちらは、受賞者の草間祥助さんの作品です。形が素敵な上に茜色があざやかですね!
 
こちらは、同じく受賞者の浜北区の山口剛さんの作品です。技法も興味深いのですがなによりさわやかな作品ですね!
 
こちらは小栗賢悟さんの輪花鉢です。なんともいえない気品がありました。
 
同じく図録に載っていた審査風景も紹介します。

刺激を一杯受けてますます陶芸に打ち込む陶酔人





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