35:椋の葉(木の葉天目用) (陶酔人)081022

陶酔人

2008年10月23日 23:40

木の葉天目皿を作りたくて、今回はその材料となる椋の葉を紹介します。陶芸やってる人なら誰しもが作りたいと思う皿です。

木の葉天目皿はこんな感じです。

この写真は清野陶房さんのブログから借りました。
 http://seinotoubou.tea-nifty.com/life/2006/07/post_d718.html

さて「木の葉天目皿」の材料に「椋の葉」が何故いいかというと、どうやら夏の日差しに照らされた「椋の葉」は珪酸を十分に含み葉脈が浮き出やすいようなのです。椋の木は住宅材料にならないため、植林はされません。でも椋の実が好きな椋鳥が食べて種をあちこちにまいてそれで増殖します。


葉は、かなりごわごわしていて、なんでも「研磨剤」にもなるそうです。


葉の三態(青葉・落葉寸前の葉・落葉した葉)です。


これが椋の実で、すすめられて食しました。多少「えぐみ」がありましたが甘いものでした。「えぐみ」があるため好まれないのかもしれません。


佐鳴湖公園は抜けるような空でした。是非散歩がてらに出かけたらどうでしょうか。


銀杏の実はわんさか実っていましたし、




ざくろの実も実っていました。


この花は青がきれいだと言ったら、これは西洋朝顔といって、単体では確かに綺麗なんですが、


繁殖するとこのとおりで、木々を枯らしてしまうようなのです。別名「マント」ともいって木々を覆って枯らすらしいです。駆除は大変なことらしいです。状況はセイダカアワダチソウ(背高泡立草)となんやら似てますかね。


材料はそろっても木の葉皿を綺麗に焼き上げるのは至難の技のようでして、大いに苦しもうと、意気込んでいます。

陶酔人

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