394:デ・キリコ展(浜松市美術館) 140926
浜松市美術館で開催されている「
デ・キリコ展」ではブロンズにのみ興味が惹かれました。特に「植民地のマネキン人形」に。当然ですが写真が撮れませんので、図書館でいろいろ探したのですが、「習作」のようで作品集にも載らないようなのです。
ネット検索しますと、中日新聞に「植民地のマネキン人形」を検査している写真が載ったようなのですが、確かではありませんし、「植民地のマネキン人形」が小さくて気に入った点が判然としないと思います。
パンフレットに載っていたブロンズの「考古学者たち」は構図はほぼ同じですが、こちらの方が表現が細かいですし、力がみなぎっています。
ただ、ほのぼの感を含めた全体の印象は「植民地のマネキン人形」に個人的には軍配があがります。しかし、写真が小さくて比べようがありませんね。
仕方ありませんので図書館の本の中から少し近い作品がありましたのでそれで代用とします。
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ほぼ同じ名前の絵画「植民地のマネキン」なのですが、構図は同じでもかなり雰囲気が違います。それでも胴長短足具合は同じです。
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「画家」というブロンズなのですが、ブロンズの質感はほぼ同じです。短足具合も同じです。質感がすばらしいのに、なぜ不自然に短足にしたのでしょうか?心の中を表現するため胴が長くならざるを得なかったからなのでしょうか?全く理解できないのですが、ブロンズの質感がよいので「おしい」と思ってしまうのですが。
絵画の方はシュールな作品ばかりで、ほとんど興味を惹きませんでした。
デ・キリコの全容を見て、ある意味いい経験をした陶酔人
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